2012年夏から成人男性(20代から40代)を中心に風疹が増加しております(http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/02/20n27500.htm)。東京では本年1月から、すでに250名の報告がありますが、実際にはその数倍の風疹患者がいることが推測されています。妊娠初期の妊婦さんが風疹に感染すると、白内障・先天性心疾患・難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれるおそれがあります。妊婦及び妊娠の可能性のある方への感染を予防するには、同居の家族(夫や子供など)から感染することも考慮し、家族の方が風疹にかからないようにすることも重要です。風疹にかかったこと又は予防接種を受けたことが確実な方、あるいは、風疹の抗体があることが確認できた方を除いては、同居家族の方について、予防接種を受けることのご検討をおすすめします。同居家族に限らず周囲の方も注意をお願いします。過去風疹に対する予防接種が変遷する中、現在20代後半から40代の男性の接種率は低いことが指摘されています。是非予防接種を行ってください。
2013年2月20日更新
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これまでBCG接種対象者は「生後6か月未満の乳児」でしたが、平成25年4月1日から、接種対象者が「1歳未満の乳児」に拡大されます。これに伴いBCGの標準的な接種時期として生後5か月から8か月が推奨されます。生後2か月からヒブ・肺炎球菌・ロタ、生後3か月から四種混合を開始し、それぞれ3回の初期免疫を終了してからBCGを行うのが良いと考えます。
2013年2月14日更新
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赤ちゃんのヒブ(インフルエンザ菌b型)による細菌性髄膜炎は、生後6カ月?1歳代に多く、重度な病気です。平成24年12月に厚労省から、ヒブワクチンの追加接種の時期に関し「初回免疫接種後7?13か月の間におこなうこと」との変更が通達されました。これは平成24年4月に日本小児科学会が、「1歳以降早期に接種することが望ましい」とした学会の考えに歩み寄った結果になります。今後当クリニックではヒブワクチンの追加接種に関し、初回免疫終了後7か月経過後早期に行うことを勧めてまいります。
2012年12月25日更新
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11月から4種混合ワクチンが開始されます。今までの3種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンを含んだワクチンです。生後3か月以降でまだ3種混合とポリオワクチン(生あるいは不活化)の接種をしていない乳児が対象になります。三種混合をすでに開始されている方は、そのまま三種混合での接種を継続してまいります。当初移行期に当たりワクチンを充分に供給出来ない事態が予想されます。3種混合ワクチン+不活化ポリオワクチンの接種と、4種混合ワクチンの接種に医学的な優劣はありません。4種混合ワクチンの供給が出来ない場合には、11月以降も3種混合と不活化ポリオで開始します。更に、不活化ポリオワクチンも不足する場合には、3種混合のみを先行して接種を進めてまいります。
4種混合ワクチンは予約制で開始いたします。診察券をお持ちの場合、contact@ohshiro-clinic.netあてに氏名・診察券番号と4種混合ワクチン希望と書き添えてメール送信してください。診察券をお持ちでない方は、診療時間内にクリニック受付に電話(042-589-6780)で予約してください。ワクチンの準備が出来次第こちらから連絡いたします。接種の際は午後の診療予約を取り受診してください。
2012年10月31日更新
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平成24年10月23日、不活化ポリオワクチン追加接種(4回目接種)が、当初の予想より早く定期接種として承認されました。3回目の接種から1年から1年6か月の間隔で追加接種を行います。診察券をお持ちの場合、contact@ohshiro-clinic.netあてに氏名・診察券番号と不活化ポリオワクチン追加接種希望と書き添えてメール送信してください。診察券をお持ちでない方は、診療時間内にクリニック受付に電話(042-589-6780)で予約してください。ワクチンの準備が出来次第こちらから連絡いたします。接種の際は午後の診療予約を取り受診してください。
2012年10月27日更新
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日野市在中で
1)2歳以上18歳未満の者で過去に1回も麻疹の予防接種を受けていない者。
2)小学1?6年生、及び中学2?3年生、高校1?2年生で、過去に1回のみ麻疹の予防接種受けている者。
上記の方は日野市の救済処置で、麻疹風疹予防接種(MR)を公費負担で無料接種することができます。対象の方は是非接種を予定してください。日野市以外の方は、各自治体にお問い合わせください。
2012年10月16日更新
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10月5日(金)午後から開始いたします。ワクチンの中には、流行が予想される3種類のインフルエンザウイルスに対する抗原が含まれています。本年度使用のワクチンの組成は昨年と2種類の抗原が異なります。そのため本年度の小児の接種希望者(生後6か月から12歳まで)には、2?4週間の間隔で2回の接種を推奨してまいります。
下記の「注意事項」「予診票」のダウンロードをご利用ください。尚高齢者予防接種の予診票は下記と異なります。クリニック常備の予診票にご記入ください。
インフルエンザワクチンも、他の予防接種との同時接種が可能です。
費用:
生後6ヵ月から12歳以下 3.000円/回 2回接種
13歳以上 3.500円/回 1回接種
高齢者 日野市・多摩市・八王子・稲城・町田市在住の65歳以上の方 2.200円/回
午後の診療予約をお取りください。ワクチンに対する予約は必要ありません。
尚高齢者インフルエンザ予防接種は10月9日(火)からの開始になります。
2012年9月19日更新
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来年度(平成25年4月1日以降)から、子宮頸がん予防ワクチンに対する接種費用助成制度が変更する予定です。本年度は、現在中学1年生から高校1年生までの4学年分の方々が費用助成の対象ですが、来年度は、来年度の中学1年生1学年のみに対象が絞られる可能性があります。そうなると、本年度費用助成対象になっている方々は来年度全員対象外になります。現在中学1年から高校1年に相当し接種を希望する方は、是非早めの接種を予定してください。
2012年9月10日更新
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現在不活化ポリオワクチン接種に対し、対象の方を初回接種の方で直ちに接種できる方に限定しておりましたが、9月6日からすべての制限を解除いたします。接種希望の方は前回告知の方法で予約をお取りください。ワクチンの準備が出来次第こちらから連絡いたします。接種の際は午後の診療予約を取り受診してください。尚、現在追加接種(4回目の接種)は定期接種に含まれません。来年1月頃から定期接種になる予定です。追加接種希望の方はしばらくお待ちください。
2012年9月6日更新
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現状ヒブワクチンの追加接種の時期は、初回免疫終了後おおむね1年後で行うことが推奨されておりました(通常は1歳4?6か月頃)。しかし少なからずの症例において1歳時に抗体価の低下を認めるため、平成24年4月日本小児科学会は「12か月」から早期に追加接種することを推奨するに至りました。それにならい、当クリニックではヒブ追加接種の時期を、初回免疫終了後から最低6か月以上経過して1歳以降早期に接種することをお勧めします。
2012年8月31日更新
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